社会変化と宗教のあり方

社会変化と宗教のあり方

日本の人口分布の変化にともなって国民年金問題などに代表されるように色々な社会問題が起きえ来ています。現在の日本の神社は寺院にたいする意識の変化も根本的には人口問題である少子高齢化が大きく影を投げかけているのです。

 

 

 

半世紀前までは1世帯の家族構成は約5人近くありましたが最近では世帯数が半分近くに減少しています。昔のように大きめの1件の家に3世帯が同居するような大家族はほとんど有りません。成人して独立すればそれぞれが自分たちの家族で生活する核家族化が進んできました。

 

 

 

その結果として兄弟や親族の絆も薄れて「遠い親戚よりも近い他人」という諺のようになって来て、職場の友人やインターネットで知り合った友人との付き合いのほうが過去のしがらみに囚われずに気楽に付き合えるのでベターと考える人たちが増えています。

 

 

 

地方によっては子供たちが独立して東京などの大都会にでてしまって老夫婦だけで先祖の墓守をしているケースが多くなっています。情報化社会において世界中の様々な信仰や宗教儀式もインターネットなどで瞬時に分かりますので次第に若者たちの信仰や宗教儀式に対する感かくも昔とは違って来ています。

 

 

 

仏教における3回忌や7回忌といった周回忌の宗教儀式は、ほんらいの意義としては先祖の霊を」弔うだけでなく周回忌という定期的な儀式に家族や親族が一堂に会して絆を深めることに有りました。

 

 

 

しかし、現代のように核家族化が進んだ今日においては親族に対する意識よりも近い友人たちと楽しくやりたいという感覚が先行しています。この様な時代においては信仰や宗教を論ずる前に根本的な家族観の絆の有り方について考える必要があるのでは無いでしょうか。